大御堂廃寺跡の講演会(続編)を開催
日時:2021年7月18日(日)14~16時(上灘コミュニティセンターにて)
演題:「感じる!伝える‼山陰が誇る大伽藍と仏教文化 ~史跡 大御堂廃寺跡の整備基本計画~」
講師:藤井 貴男氏(倉吉市教育委員会文化財課課長)
山増 諭美子氏(倉吉市教育委員会文化財課主任)
全国でも珍しい国指定史跡に隣接して建つ「鳥取県立美術館」の立地環境を生かして応援団としてどのような活動が出来るのかを共に考える機会として、昨年度の講演会「大御堂廃寺~その時代この地域~」の続編として開催。講師の方には多くの資料を準備していただき、整備基本計画について詳しい説明をお聞きしました。
(提供:倉吉市教育委員会)
参加者からは、次のような提案や要望が寄せられました。
・「山陰最古」を PR し、奈良時代の他の寺院とどの時代で同じなのかを比較掲示すると、大御堂廃寺の古さと貴重さがよくわかるのではないか。
・美術館開館までに各種整備をされ、住民参加によるイベントの開催が地域住民の意識盛り上げに繋がる。
・まずこんな史跡がある事を知ってもらわないといけない。誰にもわかりやすい広報活動が必須。その後は、食の体験(調理体験)等が出来る施設を作ると良い。
・美術館「ひろま」にも大御堂廃寺に関連したコーナーがあればよい。関連した活動があることを希望する。
・ウオーキングマップ作成、スタンプラリーで廃寺内の見所めぐりなど史跡の周遊を誘う。
・大御堂廃寺跡の整備が、美術館とだけのシナジー効果に終わることなく、中部全体に広がるような大きな計画に発展させて欲しい。県,中部のランドマークになることを期待する。
・一度に造り上げるのではなく、年々手を入れていく方法もありでは?イベントも同じものを実施するのではなく変化,変更していくことも大切。頭を使って新しいものをめざす。一番の心配は中途半端になる事です。
・広々とした芝生の広場は、未来に向けた子ども達のキャンパスだと思っていた。中途半端に復元しないで、美術館を盛り上げるイベントを繰り広げる貴重な場所にして欲しい。 等々